旅行明けにピンクなサロンに行った話

表題の通りのお話をしようと思います。

 

2/28から3/3まで卒業旅行ということで四国に行っていました。まぁTwitterで実況してたのを見たという方も多いでしょう。

本来ならその内容をブログにまとめて「楽しかったぜ!!」とやるべき場面だと思いますが、僕はろくでもない人間なので敢えてこういう話をします。

 

今回の旅は一人旅ではなかったため、昼も夜もシコることができませんでした。僕はふだん、日に少なくとも一発、気が向けば二発は射精している人間です。そのため、せっかく溜まった分は質の高い射精をしようと思い立ち、ピンクサロンに行こうと思い至った次第でありました。

ピンクサロンとは何かを知らない方のために補足しておくと、

ピンクサロン和製英語:pink salon)とは、女性店員がフェラチオを主とした性的なサービスで接客する風俗店ソフトドリンクアルコール飲料も提供される。略してピンサロサロンと呼ばれ、同義語にピンキャバがある。ピンクサロン - Wikipedia

といった感じです。要するに、薄暗くて音楽がガンガン流れる、ネカフェのブースみたいな感じで軽く仕切られた空間で、「フェラチオを主とした性的なサービス」、つまり口と手による性的刺激を受けられる風俗店です。個室が要らないのでハコは狭く、ホテヘルみたいにホテル代もかからず、サービスの幅も狭いので基本的には格安な風俗です。お金の無い学生でもそこそこ行ける感じの価格です。僕が今回行ったところは30分6000円、学割(!)で4000円でした。指名は+2000円。一回しゃぶるごとに女の子はいくら貰えてるんだろうね。

 

さて、今回行ったのは東京は池袋の某T店、日曜朝10時少し過ぎのほぼ開店凸でした。天下の日曜日に一体何をやっているのでしょうか。Twitterでさんざん嘆いたことですが、飛行機の遅延やらガイジ特有の電車乗り換えミスなどが重なり、3/3の夜は成田に着けども家に帰ること能わず池袋のビデオ鑑賞ボックスで寝ていました。花太郎とか金太郎とかそういうギラギラしたやつです。そこをチェックアウトして即凸といった感じの動きです。親が見たら泣く姿です。

池袋の北だか西だかのあのうさん臭いエリアのど真ん中にその店はあります。道に面した飾り気のないドアを開けると、地下への階段があり、店員に声をかけられます。そこで学生証を見せ、学割価格・指名ナシで4000円を払い、ネカフェのソファー席からPCなどがある空間を抜いた感じのブースへと案内されます。そこでウーロン茶を渡され(wikiにも書いてあるけど建前上は飲食店だから飲み物を出さなければいけないのである)、嬢が来るのを待ちます。

果たしてやってきた嬢は……普通の顔でした。僕は女優や声優などの芸能人をよく知らないので、「○○に似ている」という便利な表現が使えないのです。その辺の偏差値55くらいの公立高校の女子生徒を10人くらい無作為抽出したら居そうな顔でした。特段の美人でもなければ顔面ベルリン陥落1945というわけでもない、ごく普通な感じです。4000円クオリティ。ちなみに服装はセーラー服風のペラいコスプレ衣装みたいな感じでした。ドンキに売ってそうなやつ。いずれにせよ薄暗かったので顔も服もあまり記憶に残らないというのが正直なところです。

嬢が着弾すると即尺……というわけではなく、まずは雑談から入ります。今日は休みですか、いや大学生ッスよ、といった感じの当たり障りないアレ。嬢曰く、まだ店に入って間もないとのこと。初々しい感じが好き、といった人は喜ぶのでしょうか。

嬢は雑談を始めながら身体を密着させてきます。胸はおそらくA~Bくらいでした。僕は大きいおっぱいが好きなので少し残念でしたが、指名代をケチった4000円なので致し方なし。いや致すんですけどね。

ともかくそうやって適当に身体を触り合い、こちらが臨戦態勢に入ったのが確認されたあたりから、嬢は上述のペラい衣装を脱ぎ捨て店の趣旨であるところの「フェラチオを主体としたサービス」を始めます。ちなみに口に含む前にはおしぼりで拭きます。シャワーとかが無いからのせめてもの抵抗といった感じです。

結論から言えば、技術としてはあまり上等ではなかったと思います。歯が当たりまくって痛え死ぬ!みたいな感じではなかったですが、今一つ最後のひと押しが足りないものでした。そしてこういった事柄には、最後のひと押しこそが肝要なのです。

そのため最後は自分の手で"取り扱い"、本当に最後の瞬間だけまた口で受けてもらうという手法を採りました。少し惨めったらしい気もしますが、一方で女の口をティッシュ代わりに使っているようなものなのでとても贅沢なことをしているようにも思えます。

オーラルセックスの様子について詳しく書くのは流石にこっぱずかしいというお気持ちもあり、また官能小説的な語彙を僕は持っていないという事情があるのでこれくらいの描写にて。羞恥心があるならまずはTwitterをやめろというお話なのですが。

射精が終わると、またおしぼりで拭かれます。そして、嬢は新しいおしぼりに精液を吐き出すと、いちど離席します。Twitterにも画像を上げた、メッセージカードを書くためです。

僕はいわゆる賢者タイムのまましばらく一人となりました。

服を着ると手持無沙汰となったので、ピース・ライトを取り出して火をつけます。煙を吐き出し、薄暗い中に立ち上る紫煙を眺めながら色々なことを考えます。

先日までの旅行のこと。これまでの学生生活のこと。これから就く職のこと。将来のこと。親の顔。4000円でできるはずだったことなど。その事柄には例えば後悔や悲しみなどといった感情の色はなく、ただ流れていくだけです。感情が起こるほど深く考えるには店内に流れる音楽はあまりにもうるさく、また僕はあまりにも疲れていました。身体的に。

ちょうどタバコが一本燃え尽きる頃に、嬢はメッセージカードを持って戻ってきました。

まだ少し時間があるとのことで、また雑談タイムとなりました。時間の使い方をミスったな、と感じました。プレイ中にスマホで時間を見るなどは盗撮が疑われるので不可能なので、ああこういう時にスマートウォッチとか着けてると便利なのかな、と思いました。いや、普通の腕時計で良い気もする。それはともかく、四国を旅行してきた話、次は東北方面に行きたい話、春からは働き始める話などをしました。詳細な内容はよく覚えていないけど、やはり水商売の女性というのは男に喋らせるのが上手いのだな、と感心した覚えがあります。

そうしている間に時は過ぎ、退店の運びへと。荷物をまとめ、嬢に手を取られて店の出口へ。最後に「また来てね」という決まり文句と、軽いキスを交わし店外へ。

薄暗い店から出た昼11時前の池袋はびっくりするほど眩しく、また青空と日差しは、冬がもう長くないことを悟らせるものでした。

身体的疲労とコミュニケーション能力の過度な使用による精神的疲労も相まってその場に倒れそうになるも、何とか踏みとどまりまっすぐ家路につきました。

 

社会人になったらやっぱりもっと高い風俗に行きたいですね。

それだけが、一般的な人生の喜びを完全に諦めた僕に、最後に残った道しるべです。